株式会社アッカ

ワイン入門

Masi メーカーズディナー 開催

2023年2月19日恵比寿アッカにて、MASIメーカーズディナーを開催させていただきました。

 

 

アッカワインスクールの現受講生の方、卒業生の方、恵比寿アッカのお客様を中心にお集まりいただき、有難いことに満席での開催でした。

 

 

 

ご参加いただいた皆様、ご協力いただいたMASI、日欧商事の皆様、有難うございました。

我々としてはもちろん改善点はあるのですが、素晴らしい皆様に囲まれ、とてもやり甲斐のあるメーカーズディナーでした。
終了後に撮影したMASI、JET、アッカ写真に、その充実感が溢れてます。結局自分たちが楽しんでいるんですよね。

 

 

 

ご解説いただいたマルコさんには、昨年のイタリア研修時にお世話になりました。そのため、今回はマルコを喜ばせたいという思いもありました。
お客様の熱はマルコさんに伝わったのではないかと思います。

会は予定通り21:00くらいに最後の料理を出しました。しかし、その後、お客様がマルコさんと話すため順番待ち状態に。
お話や写真撮影、ボトルにサインなど結局お帰りは22:30をまわっていました。

 

 

マルコさんに熱は伝わったかと思うのですが、来日初日からハードスケジュールにしてしまい、この後の旅の健康を祈るばかりです。マルコさん、日欧商事の皆様、大変遅くまでありがとうございました。

そして、何よりお集まりいただいた皆様に感謝です。生憎の天候の中、皆様、しかも時間通りにお集まり頂きました。
そして、会の最中も、ワインラヴァーの優しさに助けられました。バタバタしてしまった場面でもワインを飲んでお待ちいただけるという。
有難うございました。

会の最後にお話しさせて頂きましたが、私は名誉なことにイタリアワイン大使に任命していただき、イタリアワインを日本で広げていく使命があります。
ご参加いただいたお客様も、MASI大使として周りの方に広げてくれることを誓ってくれたかと思います。 こちらもよろしくお願いします。

ご参加いただいた皆様、MASI、マルコさん、日欧商事の皆様、本当に有難うございました。

ワインスクールの受講生、卒業生の皆様には、資格の取得のみならず、今後も知識の実践をしていただくようなイベントを今後も開催していきたく思います。

アッカのお客様にも、通常のディナーのみならず、またこのような会でお会いできることを楽しみにしています。

引き続きよろしくお願い致します。

  

アッカワインスクールは、ソムリエ資格取得をサポートするオンライン型ワインスクールです

アッカワインスクールは、イタリアワインと野菜 アッカグループ(神楽坂アッカ、高円寺アッカ、中野アッカ、恵比寿アッカ)が運営するオンライン型ワインスクール です。ハイブリッド型もご用意しており、ハイブリッド型をお選びいただくと、4回の対面式のテイスティング講義がつきます。

本講座では、日本ソムリエ協会が提供する「ソムリエ呼称資格」「ワインエキスパート呼称資格」双方の資格試験の対策に対応しています。いずれの資格においても必要とされる第一次試験対策を、動画教材を中心に手厚くサポートいたします。第二次試験以降に必要なカリキュラムもご用意しています。

講師は2022年にイタリアワイン・ベスト・ソムリエコンクールで優勝した林憲二が担当させていただきます。オンライン型ワインスクールでありますが、現在、店舗でソムリエとして勤務しているので、店舗でお会いすることもできます。

本講座運営アッカ従業員合格実績は2021年度、2022年度、2023年度 合格率100% です。2023年の合格率17.7%の試験でも合格できました。2024年1月時点で、当社従業員のうち、社員10人全員がJSAソムリエを保有しています。

アッカワインスクールでの学習が、みなさまの充実したワインライフの第一歩となれば幸いです。アッカワインスクールについて、詳細は以下のページにてご案内しています。ご興味を持っていただいた方はぜひご覧ください。

JET CUP優勝イタリア研修13日目 日本へ

弊社 代表 林が第14回イタリアワイン・ベスト・ソムリエコンクール JET CUP 優勝し、2023年6月18日~7月2日にイタリア研修に行かせていただきました。そのイタリア研修について、お伝えさせて頂きます。

パレルモ発

車でパレルモ空港へ。

パレルモ空港で朝食

何気にまだ食べてなかったアランチーニとカフェラッテを。

アランチーニはモッツァレッラと生ハムでした。

食べ応えありますね。



パレルモ空港にはカッサータや村上春樹さんの本も。



そして、飛行機でまずはローマへと向かいます。

ローマ空港

パレルモからローマへ。

1時間くらいですぐに着きます。

 

ローマ フィウミチーノ空港で最後のプランツォ。

カプレーゼ。



カルチョーフィ・アッラ・ロマーナ。

 

 

アマトリチャーナ。
プロセッコ、ガヴィをグラスで。

日本着

 

ローマから羽田まで直行便。本当に助かります。

無事羽田に到着し、バスで新宿へ。

とても充実した、イタリア研修。
家に着くまでが研修でしょうか。

初めての2週間の日本不在。自身の海外旅行としても最長でした。

守ってくれた会社のみんなに感謝です。

そして、このような、私のワイン人生にとって、もっとも素晴らしい二週間のイタリア研修をプレゼントしてくれた日欧商事さんには感謝しても、しつくせません。

ティエリー・コーヘン社長有難うございました!

そして、同行していただいた木津さん、これ以上にないくらいハードスケジュールだったのにも関わらず、移動から通訳まで完璧にナビゲートしていただき、有難うございました。木津さんがほとんどのワイナリーと親交が深いこともあり、どこでもすごい歓迎を受け、それも有難かったです。有難うございました!

日本で待っていてくれて、空港まで迎えに来てくれた家族にも感謝です。

自身で会社を経営している立場上、二週間不在にすることができるかどうかを、最初は悩んでいました。しかし、この素晴らしい2週間を経験すると、本当に行かせて頂き良かったです。

この素晴らしい経験を、私は少しでも多くの方に伝え、そしてイタリアワインを少しでも日本で広げていけるよう進んで行こうと思います。

引き続き、皆さま、サポートをよろしくお願いします!

JET CUP優勝イタリア研修12日目 Planeta 訪問 ワイナリー13 後編

弊社 代表 林が第14回イタリアワイン・ベスト・ソムリエコンクール JET CUP 優勝し、2023年6月18日~7月2日まで、イタリア研修に行かせていただきました。そのイタリア研修について、お伝えさせて頂きます。

コラツィオーネ

一夜明け、朝から活動。
本来このホテルはゆったり過ごしたいホテルですが、本日もやること盛りだくさん。

最高の景色を見ながら朝食へ。

 


7:50頃に行くと、8:00からだったのか、一番で、フライング気味に利用させてもらいました。

 

この旅行では、食事の量が多いため、朝食はできるだけ取らないようにしています。

ただ、La Foresteriaの朝食は素晴らしく、食べないわけにはいきませんでした。
フルーツ、野菜、タルト、ハムなど少しづついただきました。
一番乗りで、一番良い席利用させてもらいました。

 



すると、昨晩も現れた猫がまた遊びに来てくれました。

 

まだまだゆったりしたいのですが、ワイナリー巡りという楽しみが待っているので、出発しました。

最後に記念撮影して、メンフィカンティーナ巡りに出発します。

最高だったなー。

ディスペンサ・カンティーナへ

朝食後、ドライバーさんに、ディスペンサのワイナリーに連れて行ってもらいます。

デボラさんとともに、マネジャーのペニーさんがお待ちかねでした。

さらに犬にもお出迎えしてもらいました。

 

 

ボトリングやパッキングなどの設備が動いていました。
フェッラーリでも設備は稼働していたのですが、遠すぎてよく見えなかったのですが、こちらは近くでよく見えました。

 

 

階段を下りて、カンティーナへ。

 

 

バリック、大樽を通り越し、超巨大ステンレスタンク。ブレンド用とのことです。これで均一になるのです。

 

 

2400HL 320000本のサイズとのことです。ペニーさん対比だとわかりやすいかと思います。

ペニーさん最高のサービス精神ですw

 

 

例の卵型も。

 

 

楕円の樽も。

 

そして、バリック。

 

そして、ここにはピュピトルもあります。
EtnaのBrutはここで作られるのです。


白い印で、どのくらい回っているかが把握できますね。


カンティーナの外にでると、青いきれいな花が。
実はこれがプラムバーゴとのこと。紫ではなくて青なのです!

ディスペンサ・テイスティング

 ディスペンサのセラーを見に行かせて頂きました。セラーには、オールドビンテージが沢山あります。


Planeta以外のものもありました。
Baroloやフランスのワインも。沢山のオールドビンテージを揃えています。
La Foresteriaのお客様もこちらから購入できるとのことです。

 

奥に行くとPlanetaのオールドビンテージがすごい量ありました。

 

そして、そこでテイスティングします。最高ですね。

 

オールドビンテージに囲まれた中でのテイスティング。しかも凄まじいワインです。

 Buldese 2007 熟成感は出てきてはいるが、まだまだ力強く、さらなる熟成ポテンシャルがあります。 

 

Didagus Cabernet Franc 2018 プラネタの最高級ワインの一つ。丘のトップの標高が高いところで作っているワイン。
エレガントでしなやかなワイン。果実の凝縮感、タンニン、酸とこちらはいつ頃が飲みごろかむずかしいワイン。
質問したところ、まだ新しいワインのため、これからが楽しみとのことでした。

 

チラミ・カンティーナへ

ディスペンサを後にし、昨年から始まった、新しいプロジェクト チラミのカンティーナに行きます。


セラミックの卵型の容器が沢山あります。様々なワイナリーで今これをためしています。


セメントタンクは、Didagus Cabernet Francの色と同じです。

 

 

窓からは素晴らしい景色。

標高の高い、このあたりの新しい畑はグイヨー中心。

さらに標高の高いエリアは車を変えて乗せていってもらいました。
沢山のミツバチも飼育していました。

少し下っていくとアランチョ湖が見えます。

ウルモ・テイスティング

ウルモをまずぐるっと一周。

デボラさんは、通常はウルモに勤務しているとのこと。

キッチンも少し見えてもらいました。

 

 

食事やアペリティーヴォをする外のテラス席。

 

 

中の席では、ツーリズモでのテイスティングを2組行っていました。

外には、イチヂクの木も。

 

 

建物の外観は、上の植物がしげってしまって、紋章が見えなくなってしまったとのこと。

本当はここに、サンタチェチリアにある、紋章があるとのこと

 

 

 

次にテイスティングをさせていただきました。

白はAlastro、Terrebinto、Chardonnay
赤はCerasuolo di Vittoria、Controdanza、Santa Cecilia

Santa Ceciliaは相変わらずエレガントで素晴らしいNero d’Avora でした。

プランツォ

テラスでプランツォを。

まずは新しく始まったSerra Ferdinandiaのロゼ。

 

プロヴァンスに近い、とても柔らかいロゼで、フードフレンドリーで素晴らしかったです。


ズッキーニのパスタが来て、Serra Ferdinandiaの白。

 

こちらは、一転樽がしっかり効いた飲み応えあるタイプ。

食事を楽しんでいたら、ここで真打ち登場。遠くから、すさまじいオーラの人がやってきました。

 

当主のアレッシオ・プラネタさん。相変わらずの貫禄。シチリア州を引っ張っていっているリーダーです。アレッシオさんにもお会いできて、光栄でした。

さらには、日本に戻ってきた後に発表になったのが、Wine Enthusiastのワインメーカー・オブ・ザ・イヤー2023に選ばれたとのこと! おめでとうございます!

 

セコンドはフルーツが入ったサラダ。疲れた胃に優しかったです。

 

貴重なプランツォを終え、プラネタを後にします。

本日は、パレルモにある、プラネタのゲストハウスに向かいます。

パレルモ・ゲストハウス

プラネタが手配してくれた車でパレルモへ向かいます。

パレルモの交通事情はすさまじかったです。
渋滞がすごく、よく交通事故おきないなと。バイクの人も、車にかすってきましたが、よくあることみたいでした。

 

 

ゲストハウスに到着。

屋上の一番良い部屋をとっていてくれました。

今回の研修の中で1,2を争う広さの部屋でした。
置いてあるセグレタ・ロッソを飲んでよいとのこと。

 

 

チェナに行く前に、パレルモ市場を見て回りました。

 

 

アレッシオさん(の息子さん)おすすめのオステリアへ。

かわいい店で、外にはプラネタの樽。

 

 

Etnaの泡。

 

シチリア前菜盛り合わせ
カジキマグロ入りカポナータ、アンチョビチーズ、サバに玉ねぎ、いわしのポルペッテ

 

プリモはエビのトラパネーゼ風 ブシアーテ

 

 

ツナのトマトソース。

 

 

セコンドは、カジキマグロのパレルモ風。

 

 

どれもとても美味しかったです。ただ、日本人には多すぎで、量がきつかったです。

混んでいるため、19:00~20:30の席でしたが、少しオーバーしましたが、問題なかったみたいです。

なお、帰る頃には、店内外ともに、ほぼ満席でした。

 

 

ゲストハウスに戻り、いつも疲れと翌日を考え、すぐに寝ていました(事実上寝落ちw)が、最終日だし、本日も最高のゲストハウスなので、いただいたセグレタロッソをいただき、少しゆったりしました。

 これは、特に加工していない写真です。

最高に絵になる部屋でした。

二日間のプラネタ。

EtnaとMenfiに行きたいことを伝え、あとはプラネタが組んでくれたプラン。

最高でした。

アレッシオさん、フランチェスカさん、ケニーさん、デボラさん、エレナさん、プラネタの皆様、本当に有難うございました。

JETCUPチャンピオン・ツアーの素晴らしい締めくくりでした。

JET CUP優勝イタリア研修11日目 Planeta 訪問 ワイナリー13 前編

弊社 代表 林が第14回イタリアワイン・ベスト・ソムリエコンクール JET CUP 優勝し、2023年6月18日~7月2日まで、イタリア研修に行かせていただきました。そのイタリア研修について、お伝えさせて頂きます。

Etnaへ

早朝に、ホテルからタクシーでローマ中央駅。電車に乗り30分でフィウミチーノ空港。

フィウミチーノ空港から飛行機でシチリアに向かいます。

最終ワイナリーはプラネタ。

とても行きたかったエトナからスタートのためカターニア空港へと。

エトナ山の周りをぐるっと周りカターニアに、約1時間で到着。

空港では、プラネタが車を用意していてくれて、エトナにあるヴィンヤード、カンティーナに。

カターニアから、エトナ南側、東側、北東側リングロッサ、そして、北部シャラヌオーヴァを目指します。

いきなり、大きなエトナ山を横目に。


リングアロッサで標高300mくらい。

 

黄色い花ジネストラ(西洋エニシダ)が多く、とても綺麗です。

標高も600m程度になってきます。

だんだんゴツゴツした火山性土壌が出てきます。

そして、いよいよエトナのカンティーナに到着。

 

エレナさんがお出迎え。

 

エレナさんから、プラネタやエトナのご説明。

 

ここが昔ワイン醸造を行なっていたとの事。とても大きい、プレスの機械があります。この木でブドウが運ばれていたとのことです。

ブドウ畑へ

目の前に広がるシャラヌオーヴァの畑。Etnaエリアで最も標高の高いゾーンの1つ。

PlanetaのErzioneシリーズは、Etnaのエリアの標高を超えた畑から使っているため、Etnaを名乗れません。

この辺りはグイヨー、コルドンスペロナートが中心。

 

 

土壌は黒い火山性土壌。

 

近くではダブルコルドンも。

相変わらず土壌は黒い火山性土壌。

 

テイスティング

まずは白から。

Etna BiancoはこのビンテージからContrada名が入るとのこと。Contrada Taccione。

フルーツのニュアンスは程よく。酸、塩味、ほろ苦さととてもよかったです。

Erzione bianco。Carricante主体、Riesling補助。よりボディあり、酸のボリュームも高く。

Erzione Riesling。100%Riesliog。

そして、ラッキーなことに、Carricante2011。色も濃く、素晴らしい凝縮感。ハニーやナッティな熟成感。とても素晴らしい熟成をしていました。

 

次は赤です。

Etna Rosso 2021
Etna Rosso 2015
と進み、

Erzione Pinot Nero 2020

これには驚きました。
赤系フルーツ、紅茶の強い香り。酸のボリューム高く、とてもエレガント。EtnaでのPinot Neroのポテンシャルを存分に感じられました。現地でも売り切れ中とのこと。

最後がErzione Rosso。Barolo好きには堪らないワインでした。

 

 

今日は早朝出発で余裕なく、朝食抜きだったため、珍しくお腹減ってました。

カンティーナで昼食をご準備していただきました。

Carricanteから作られるBrutを飲み、アンティパストを珍しくしっかり食べました。

このBrutは醸造をMenfiエリアで醸造を行っているため、Etnaを名乗れないワイン。

ただ、現在、Etnaエリアに醸造設備を作っているので、もしかしたらじきに、醸造も行う可能性はありそうです。

アンティパストは特にトマトがとても美味しかったです。甘味たっぷりでした。

オリーブオイルもプラネタのもの。
1番右はブレンドで、日本にも入ってきているもの、残り二つはエリア違い。

1番左はハーブやグリーンのニュアンスが強くとても美味しかったです。

パスタアッラノルマ。ナスとトマトとリコッタチーズのパスタ。


ワインはカーポ・ミラッツォのNocera100%とフラッグシップのマメルティーノでした。

その後、Insalata。

ドルチェではカンノーリも。

カンティーナへ

車でカンティーナへ向かいます。

Passopisciaroエリア、Contrada Porcariaなども横目に。



カンティーナ到着。

 

 

ステンレスタンクと共に木樽も。

 

 

そして、今回の研修でも何度も見かけた卵型の容器。セラミック製でした。

奥には醸造施設を建設中とのこと。

ここでスプマンテも造られることになるかもしれませんね。

エトナを体験でき、理解を深められました。

本日の宿泊はMenfiエリアのため移動します。

 

小さな大陸と言われるシチリア。

Etnaから宿泊のMenfiまで車で送って頂きました。

有難いです。

時間は4時間くらいとかなりの長距離で疲れました。なお、ローマ-シチリア の飛行機は1時間くらいです。

途中Agrigentoの遺跡を遠目で。逆側の景色もとても綺麗でした。

海岸線に近づいたタイミングでは海見えました。

海岸線に近づいたタイミングでは海見えました。

到着する頃には、日も暮れており、夕陽が綺麗でした。

そして、Planetaが持つ宿泊施設La Foresteriaに到着。

La Foresteria

La Foresteriaについた頃には、夕陽が沈む時間。
日本とも縁が深い、デボラさんにお迎え頂きました。

ここには、素敵なプールもありました。時間が時間のため入れませんでしたが。
夕陽の素晴らしい風景。

 

自分の部屋へ。一面に広がったPlanetaの畑の目の前の部屋。部屋の中もとてもゆったりとした、素晴らしい部屋。
自分の部屋からの風景も素晴らしいです。Planetaのブドウ畑が広がります。

 

 

荷物をおいたら、プールサイドで、アペリティーヴォ。
デボラさんにお話しいただきながら、ロゼを。
途中、フランチェスカ・プラネタさんが近くに住んでいるお話にも。

オリーブやナッツをつまみながら、ロゼを堪能。

 

 

右手より、オーラを解き放った、素敵な女性が近づいてくる。

『おぉ、フランチェスカ・プラネタさんだ!』
フランチェスカさんと一緒にBrutを飲みながら、アペリティーヴォを。
プラネタ・オーナーファミリーとの夢のようなひと時でした。

 

 

アペリティーヴォを楽しんだ後、階段を降り、風の気持ちいい、オープンなリストランテへ。
フランチェスカさんとはここでお別れ。貴重な時間を有難かったです。

 

 

Allemandaからスタート。
パンとオリーブオイルがまずとてもおいしい。

 

 

胃がとても疲れているので、アンティパストと魚のセコンドのみにしました。
テラスのやや暗い落ち着く素晴らしい席のため、写真は暗くてうまく取れませんでした。

アンティパストはトマトを色々な食べ方で頂きました。
カクテル風、ガスパッチョ、4つのトマトには和テイストもふんだんに。
シチリアのとても甘いトマト。
私は生のトマトをあまり好んで食べないのですが、この一品は今回の研修旅行の中で一番驚き、美味しかった料理の一つです。

 

 

セコンドのインボルティーニも、もちろん素晴らしかったです。
北部、中部イタリアで、肉づくしで疲れた胃に優しさを与えてくれた素晴らしいチェナでした。

 

 

ワインは、FrappatoとCometaを頂きました。

 

 

ドルチェには思い出のワインPassito di Noto。
Jet Cupの決勝のテイスティングでこれをしっかり当てられたのが優勝の決め手になったのでしょうか。
思い出のワインを、最高のシチュエーションで頂くことができました。

 

 

なお、キッチンはオープンで、こちらもとても素敵でした。

 

La Foresteriaの最高の部屋で、本日もぐっすりと休ませて頂きました。

翌日は西のメンフィに向かいます。

Planeta編は長いので、後編に続きます。

JET CUP優勝イタリア研修9日目 Mastrodomenico 訪問 ワイナリー12

弊社 代表 林が第14回イタリアワイン・ベスト・ソムリエコンクール JET CUP 優勝し、2023年6月18日~7月2日に、イタリア研修に行かせていただきました。そのイタリア研修について、お伝えさせて頂きます。

Mastrodomenicoへ

Mastrodomenicoのエマヌエラさんとヴィートさんの車でバジリカータ州ヴェノーザのホテルに。

素敵な街並みで、ホテルも素敵でした。
チェックインし、水を買いに行きがてら、少し散歩。

ホテルに帰り少し休んだら、ホテルの真隣のレストランでチェナです。

チェナ

ホテルの隣の素敵なレストランへ。

豚、バッカラを使った可愛い前菜からスタート。

タコはペペローニクルスキのアクセントも効いていて美味しく。

 

 

ワイン登場。ロザートのFonte del Ceraso。少量のみ作っているワインとのことでした。

コースの前半戦にはもってこいでした。

Cianbellaのモダンアレンジ。

 

赤ワイン登場。MOS。Basilicata IGT。

プリモ1品目のウニのリゾット。

ヴィートが何度も、これはロザートと合わせるべきだったと言っていましたw

なお、この時点で既にお腹いっぱい。この後のセコンドがキツすぎるなーと思っていたら、もう一品パスタきました。クリーム系のパスタで、ペペローニクルスキきいてました。

お腹いっぱいすぎて、『やばい』という気持ちいっぱいでした。

完全なる満腹状態でセコンドかなと思ってましたが、ヴィートさんがソムリエの方に、『ペペローニクルスキを揚げたの持ってきて』と。

いやいや、もうまったく食べられない状態ですw

ペペローニクルスキ登場。
お菓子感覚でほのかにピリ辛で、確かに美味しい。

皆で一つ食べて、一つ余っていたので、『食べなよ』と言われて頂くことに。

美味しいのだけど、もう入らないのですw

 

ワインはLikos登場。

そして、セコンド登場。豚に菊芋やセルバティコが添えられた1品。

1口食べるのが精一杯でした。
とても申し訳なかったです。

パッシートの甘口も登場。

そして、ドルチェのババ。

なお、Mastrodomenicoサイドの4名はほとんど残さず食べられていました。特に当主のドナートさん80歳が誰よりも早く食べていらっしゃいました。

さらにもう一品w
さすがにこれは皆残されてました。

お腹いっぱいすぎではありますが、最高のおもてなしを受けました。

ホテルに帰り、すぐに力尽きるように、眠りにつきました。

コラツィオーネ

ホテルの気持ち良い朝。

とても素晴らしいホテルをご用意していただきました。

満腹状態解消されず、朝食はなしで、カップチーノのみで。

ヴェノーザの街を少し周り、ヴィンヤードへ向かいます。

途中、昔住居だった洞窟の遺跡も。

そして、いよいよMastrodomenicoの敷地に。

ブドウ畑へ

畑の下の層を見せてもらいました。

ここにカンティーナを作るのを企んだのですが、上手くいかなかったとのことです。

 

5月の雨で、Mastrodomenicoの畑は大ダメージを受けました。

自然な栽培を心がけており、薬での対処もしません。自然の力で回復するのを待っています。

 

今年は80%くらい減産の可能性もあるとのことです。

畑の回復も願うばかりです。

 

ヴィンヤードをでで、素敵ない街並みを見て、洞窟のようなカンティーナを横目に、寄り道をすることに。

モンティッキオの湖。
奥にはサンミケーレ修道院。

 

ヴルトゥレ山の噴火でできたクレーターです。

ヴルトゥレが現地の方にとりとても大切だというのが良く伝わってきました。

現在は死火山となり、この湖や木々が、潤い、安らぎを与えてくれます。

 

緑に包まれ、リフレッシュ。

いざカンティーナへ。

カンティーナ

 

家族3人で作っている、真の家族経営ワイナリー。

カンティーナもコンパクトにまとまっています。

昔羊飼いが使っていた洞窟。

温度は低めで、ワインの熟成にぴったりです。

 

 

プレスや瓶詰めなどの機器は隣の洞窟にあります。

 

 

この地の伝統が伝わってきました。

カンティーナにて、ワインテイスティングと、お取り寄せプランツォ。

現地の郷土料理が揃います。プロシュット、サラミ、チーズ、ナス、ズッキーニ、トマト。

 ワインもロザート、MOS、LIKOSと堪能。


沢山のおもてなしをいただきました。

ドナートさん、エマヌエラさん、ヴィートさん、有難うございます!


Mastrodomenico を後にし、本日の宿泊はローマ。

タクシーで、ヴェノーザのホテルからプーリア州のフォッジアまで1時間。

フォッジアからフレッチャロッサで、ローマ テルミニまで3時間弱でした。

JET CUP優勝イタリア研修9日目 Feudi di Sangorio 訪問 ワイナリー11

弊社 代表 林が第14回イタリアワイン・ベスト・ソムリエコンクール JET CUP 優勝し、イタリア研修に行かせていただきました。そのイタリア研修について、お伝えさせて頂きます。

ナポリへ

Sidduraを後にし、サルデーニャのオルビア空港からナポリへ向かいます。

また、小さめの飛行機で、1時間とあっという間です。

 

ナポリには、大きなモダンなビルもあります。

 

まずは、ホテルまでタクシーで20分くらい。


街並みは昔ながらのアパートと言った感じが多いです。そして、シッドゥーラのマルコさん行っていましたが、セリアAのナポリ優勝の余韻がまだ感じられました。

 

ホテルから歩き夕食へと。本日はややゆったりデーでした。

 

人気のピッツェリアはどこも混んでおり、ナポリ湾へと。

 

ナポリ湾のピッツェリアに入れました。

 

 

日も暮れてきました。

 

 

ナストロアズーロに、ピッツァに、パルミジャーナ・ディ・メランツァーネ。

ピッツェリアでのチェナの後、ナポリのホテルに宿泊。

Feudi di Sangregorioへ

翌朝、Feudi di Sangregorioのアンドレアさんにホテルまで迎えに来てもらい、Feudi di Sangregorioに向かいます。

アペニン山脈の横の道を走ります。

Vesuvio山も少し見えました。

1時間くらいで着きました。

カンティーナの前には、フィアーノの畑が広がっていました。

上部に、ピエトラカルダの畑があります。

モダンでミニマルな建物に入ると、花やハーブに溢れた素敵な空間でした。

カンティーナへ

カンティーナに入り、クリュの土壌のディスプレイ。

 

 

下に降りていくとまずは、Feudi Studi。畑ごとのワインを作り、熟成、ブレンドなどの研究を。ボトルも可愛らしいものを作っており、限定された店でも使われているとのこと。

 

 

そして、さらに進むとバリックが綺麗に並んでいます。

大樽も並んでおり、中二階にいくとバリック、その先にスプマンテ用のピュピトル。

アルコール発酵のタンクなども見せていただきました。

 

 

大きな木の柱に囲まれた通路を抜け、出口へと。

外では、パーティなどもできる素敵なエリアが。

ブドウ畑へ

カンティーナを出て、正面のヴィンヤードへ。


ここはアヴェッリーノのエリアで、フィアーノが作られていました。



タウラージのエリアは車で数10分と離れています。グレコディトゥーフォも同様に離れています。

なお、タウラージのエリアが最も標高が高いとのこと。

テイスティング

その後、テスティングに。

テイスティングを行なうのは、テイスティングシアターなのです。

アンドレアさんが待っていてくれました。

 

クリュシリーズにタウラージシリーズ、セルピコといったラインナップ。

ピエトラカルダのトータルの良さを感じました。
また、セルピコは昔と比べると大分エレガントになっていました。

パトリモも興味あるとお伝えしたところ、プランツォで飲ませていただけるとの事でした。

素敵なシアターでの貴重なテイスティングでした。

Marennaへ

 Feudi di Sangregorio所有のミシュラン1つ星のマレンナにてプランツォを。


真ん中にワインに囲まれた半個室を配置。窓からは畑な絶景。素晴らしい雰囲気。

半個室には社長がいたみたいです。残念ながら、ご挨拶はできませんでした。

 

Dublからスタート。

パンも美味しいし、自家製オリーブオイルもフレッシュ。バターは見た目も可愛いかったです。


 

繊細な味付けが多く、とても美味しかったです。

 

セコンドも可愛く、美味しく。

 

ドルチェは沢山続きました。

 

Feudi di Sangregorioのアンドレアさんが車でカンデーラまで送ってくれ、そこにはMastrodomenicoのエマヌエラさんとヴィートさんが待っていてくれました。
ハイテンションのすごい歓迎を受け、ここからは車を乗り換え、バジリカータ州ヴェノーザのホテルに向かいました。

JET CUP優勝イタリア研修7日目 Siddura 訪問 ワイナリー10

弊社 代表 林が第14回イタリアワイン・ベスト・ソムリエコンクール JET CUP 優勝し、2023年6月18日~7月2日まで、イタリア研修に行かせていただきました。そのイタリア研修について、お伝えさせて頂きます。

Sidduraへ

本日はローマからサルデーニャに向かいます。

朝一にローマから電車に30分強乗り、フィウミチーノ空港へ。

 

空港ではチェックインにかなり並び、ギリギリの時間に。

でも、なんとか間に合い、やや小さめの飛行機に乗り、40分くらいで、サルデーニャに着きました。

 

空港ではSidduraのマルコさんが待っていてくれて、空港の足元の地図で、サルデーニャについて少し説明してくれました。

空港で軽く昼食を済ませ、マルコさんの車で、ホテルに向かいます。
今日は休日で、ホテルでリラックスして、夕食にSidduraのワインを飲みながら、チェナをいただく予定。

全然知らなったのですが、ホテルがあるのはコスタスメラルダでした!

そして、マルコさんが少し休んだら、海に行こうとのこと。そ、そうだったのですか。知らなかった・・・
水着持ってくればよかった。でも、せっかくの機会なので、水着を買い、海に行くことに。

1,2時間、海に入り、横になりリラックスしたり、SNSやっていましたw
海はプールより体が浮きやすいので、こう見えて、とても好きなのです。

イタリア来てから1週間。ずっと忙しい日々でしたが、少しリラックスした時間を過ごせました。

 

部屋からの見晴らしも最高でした。

チェナ

宿泊のPunta Estのレストランで夕食。テラス席の気持ち良い席でした。ワインはSidduraのものを。

ヴェルメンティーノのSperaとカンノナウのロゼのNudeを。

中部、北部と肉が多かったのですが、やっと魚、野菜をたくさん食べられる喜び。

フレゴラはイカ墨とエビの珍しいもの。


全部とてもおいしくいただけました。


食後にはmirtoも。

リラックスできた、最高のチェナでした。

マルコさんにも日曜日だというのに、アテンドしていただき、感謝です。

『写真で一言』と言いたくなる写真ですかねw

 

食事を終えると暗くなっており、それもとても素敵でした。

コラツィオーネ

快適なホテルで、起きると素晴らしい朝。窓からの眺めも最高です。

 

朝食はテラスで、また気持ち良いところ。フルーツも多く、魅力的なのですが、食べすぎ注意なので、あまり食べないように気を付けます。でも、美味しくて、心地よい時間でした。

ブドウ畑へ

朝食終えて、マルコさんの車で、カンティーナ、ブドウ畑に向かいます。


カンティーナがあるのはLogosanto。途中でチェントロも通ってくれました。

 

車で40分ほど走り、ジャジャーン。

シッドゥーラの門は決まってますよね。

スタイリッシュで、スマートです。

まずはブティックで、水を飲んで休憩。

 

ヴィンヤードを回るのはゴルフカー!

とても見やすく、楽しかったです。

グイヨー仕立てが多く、サルデーニャらしく花も多かったです。

ドリップシステムやフェロモン機器(害虫用)なども見せてもらいました。

 

土壌は花崗岩。よくむき出しになったところもあります。

ゴルフカーで楽しく、見やすく、見学できました。

カンティーナへ

次はカンティーナへ。

半円型のスタイリッシュなカンティーナ。

まずはプレス機を見て進んでいくと、

フィルタリングをしているところ。

 

ステンレススティールタンクは醸造用。

木樽は、赤と一部の白用。

マイアは木樽も使うようになったとのこと。大樽です。

テイスティング

ワイナリーでとても高いところの建物にいきます。

畑も良く見え、景色もとても良いです。

ラファエレさんも加わり、テイスティングとプランツォ。

 

ワインやアートが散りばめられた素敵な空間。

たくさんのチーズやハムとともに、白ワインからテイスティングスタート。

 

マルコさん自慢のフレゴーラ。

とても美味しかったです。

 

パーネカラサウ、ドルチェも。

Sidduraについて、沢山学ばせていただき、サルデーニャについても色々経験させて頂いた2日間でした。

完璧で、優しさ溢れる、ナビゲートのマルコさん、ラファエレさんにとてもとても感謝です!

サルデーニャを後にし、次はナポリへ向かいます。

JET CUP優勝イタリア研修5日目 La Gerla 訪問 ワイナリー9

弊社 代表 林が第14回イタリアワイン・ベスト・ソムリエコンクール JET CUP 優勝し、2023年6月18日~7月2日まで、イタリア研修に行かせていただきました。そのイタリア研修について、お伝えさせて頂きます。

La Gerlaへ

 

到着し、本日泊まらせていただけるゲストハウスに。Serego Arighieri, Badia a Coltibuonoに続き、La Gerlaも最高のゲストハウスでした。

モダンでシックな部屋。

 

共有スペースやキッチンも。

そして、窓を出ると庭からの素晴らしい景色が。

モンタルチーノのチェントロはあの丘の上です。

そこまで、すぐのところに、このゲストハウス、カンティーナがあります。

そして、見晴らしも綺麗です。

 

本日は、当主アルベルトさんとチェナを頂くことになっていました。

チェナ

アルベルトさんのレンジ・ローバーで、山頂近くにある、モンタルチーノの街に。

貧しい街だったのに、ワインの人気とともに豊かになった街。

アルベルトさん行きつけの店の一つに。

まずは、Jet Cup優勝のお祝いということでフランチャコルタで乾杯して頂きました。

まずは、Jet Cup優勝のお祝いということでフランチャコルタで乾杯して頂きました。

アルベルトさんはとても素敵な雰囲気を持っていて、フランチャコルタでゆったりとまずお話しさせて頂きました。我々日本人の急いだ感じがなく、素敵だなーと。

その後、La Gerlaの素晴らしいワインを沢山頂きました。

Rosso di Montalcino 2021
Birba 2019
Brunello di Montalcino Le Chieve 2018
Birba 2001

上級のLe Chieveの複雑で長い余韻。

Birbaの2019、2001の飲み比べも貴重でした。

素晴らしい経験をさせていただきました。

料理はアルベルトさんにおすすめを聞きました。

アンティパストはクロスティーニ。

 

プリモは、Pinci al ragu di ‘Cinta Senesi’
豚のラグーのパスタ(ピンチというパスタ)

セコンドは、Coscio di faraona cotta a bassa temperatura aromatizzato all’arancia e cannella
ホロホロ鳥の低温調理。

ゆったりと楽しく、美味しい、心地よい時間を過ごさせていただきました。

部屋に戻り、素晴らしいゲストハウスでぐっすりと。

毎度ですが、素晴らしいゲストハウスですが、バタンキューです。

コラツィオーネ

朝起きて、庭に出てみると最高でした!

 

そして、朝食の時間に集合場所に行くと、アルベルトさんはおらず、マルチェッラさんがいらっしゃり、アルベルトさんは後ほど合流とのこと。

マルチェッラさんと3人で朝食に。

車で近くのバールまで連れて行って頂きました。

イタリアのバール、リストランテでは、テラス席が人気なのに、店内を取っていてくれたとのこと。

 

意外だなーと思っていたのですが、席に行ってみると『おぉぉぉ!』と。

凄い眺望の席でした!

 

朝食を選びに。


ピスタチオのクロワッサンとカプチーノを。

店内のワインもさすがモンタルチーノですね。La Gerlaも右中段に。

 

風で、クロワッサンの皮が飛びまくりましたが、心地よい時を過ごさせて頂きました。

絶景の朝食と、最高のスタートでした。


朝食を終えて、車に行くと、アルベルトさんが、レンジ・ローバーで迎えに来てくれていました。登場もかっこよいんですよね。

ブドウ畑へ

アルベルトさんの車にて、まずは南のカステルヌオーヴォ・デッラ・バーテにある畑へ。

 

お隣さんはポッジョ・ディ・ソット。

仕立てはコルドーネ・スペロナートでした。

樹齢の高い木はこの仕立てです。

 

もちろんブドウはサンジョヴェーゼ。使っているのはサンジョヴェーゼのみです。

しっかりと成長していました。

 

ここ1,2ヶ月の雨の多さが、生産者には難しさがあるらしいのですが、ジェルラは北の畑は難しいが、南の畑は良いとのこと。

ジェルラの強みは、良い土地を持っていることと、北と南の両方に畑を持っていることです。

海の生物の化石が岩の断面に。昔海だった場所。

南のエリアの畑見学の後は、北の畑に向かってくださるとのこと。

北のエリアの畑に向かう前に木と木の間をレンジ・ローバーで!

これまた最高の経験でした。

Instagramの動画も見ごたえあります。

acca884 をよろしければ。

 

北のビンヤードに行く前に近くにあるサンタンジェロ修道院に。

リヴィオ・フェッルーガのアバツィア・ディ・ロサッツォと同様ローマ式のシックなタイプの造りでした。

 

そして、忘れちゃいけないのが、ジェルラの名前の由来となった、ブドウを運ぶカゴ。

この修道院の壁に描かれています。

巨大オリーブの木を横目に、北の畑へと向かいます。

 

カンティーナの近くの北のエリアの畑に。

目の前の畑は新しい木に植え替えたため、まだ時間がかかるとのこと。

カンティーナへ

北の畑見学のあとは、カンティーナへ。カンティーナはゲストハウスの真下なのです。

ワインを造っている真上にゲストハウス。とても特別なゲストハウスなのです。

カンティーナの扉を開けると、スラヴォニア産の大樽

そして、ラ・ジェルラの名前の由来にもなった、ブドウを運ぶカゴも。

ある程度の重さありました。アルベルトさんが担いでくれました。絵になりますね。

 

そして、バックビンテージも沢山ありました。

『Kenji, 何年生まれだ?』と聞かれたので、1977年と伝えたところ、頑張って探してくれました。
ただ、見つかりませんでした。76や78は結構あったのですが、残念。

そして、ワインのストックや、ステンレススティールタンクを見せて頂きました。

テイスティング

カンティーナを見させていただき、その後テイスティングをしましょうとのこと。

カンティーナ内に、特別セットを組んでくれていました!

かっこよすぎですね。

Riserva gli AngeliやLa Pieveを含む、凄まじいラインナップ。

全てが素晴らしいかったです。

実は、アルベルトさんに、後のプランツォの時に聞いたのですが、一番カジュアルラインのPoggio gli Angeliの出来に驚いていたとのことです。

La Pieve 2019のステンレス・スティールからのテイスティングもさせていただきました。

素晴らしいテイスティングを終えて、プランツォへと向かいます。

プランツォ

アルベルトさん行きつけの店に。

OSTERIA DI PORTA AL CASSERO

テラスの素敵な席を取っておいてくれました。

 

トマトやパンのサラダ
PANZANELLA

 

パンクズのピンチ(パスタ)
PINCI CO’ LE BRICIOLE

 

うさぎのロースト
CONIGLIO IN ARROSTO MORTO

 

とても美味しいランチでした。

北、中部と肉が多かったので、PANZANELLAは特に嬉しかったです。

これで、北部、中部イタリアのワイナリー訪問は終了し、ここからは南部、島に行きます。

アルベルトさんに、グロッセートまで、車で連れていってもらいました。

オンブローネ川を通ったりしながら。

グロッセートの交通でもアルベルトさんにお世話になりました。

そもそも、当日は土曜日。

休日にあまり働かないと聞いていたイタリアでしたが、お世話になってしまいました。

ただ、このおかげで、私の研修は行ける箇所が増えて、とても充実したものになりました。

前日チェナからの完璧なアテンドにとても感謝です。

最高でした。

 

その後、グロッセートから電車でローマに向かいました。

7年ぶりのローマ。
ちょこっとローマ見学、その後、ローマに泊まって、明日は朝空港に行き、いざサルデーニャ島へ向かいます。

JET CUP優勝イタリア研修5日目 Campo alle Comete 訪問 ワイナリー8

弊社 代表 林が第14回イタリアワイン・ベスト・ソムリエコンクール JET CUP 優勝し、2023年6月18日~7月2日まで、イタリア研修に行かせていただきました。そのイタリア研修について、お伝えさせて頂きます。

Campo alle Cometeへ

キアンティ・クラッシコのBadia a Coltibuonoを出発し、次はボルゲリの Campo alle Cometeへ。

タクシーにて。

運転手さんがとても詳しくて、ワイン産地の話を詳しくお話し頂けました。

そして、すごい飛ばしてくれて、1時間30分で、ボルゲリのCampo alle Cometeに到着。

まずは2階の風が気持ち良いテラスで、ヴィンヤードを一望。

とても心地よい風が吹いていました。

海の近くということで、海風が気候を和らげてくれます。

夏は内陸より5度低く、冬は内陸より5度高くなります。

今日も温度ともに、風がとても心地よい気候でした。

この建物の周りにヴィンヤードがあり、右手にカンティーナがあります。

円筒形の建物がカンティーナです。

また、やや遠い左奥の丘陵地帯も購入し、作り出しています。その丘陵地帯からは、今後素晴らしいワインが沢山生まれそうです。

ブドウ畑へ

緑のトンネルをくぐり、カンティーナに向かい歩きつつ、ヴィンヤードを見ます。カベルネ・ソーヴィニヨンが植えられていました。

カンティーナへ


緑のトンネルを抜けると、カンティーナ登場です。

効率よく作業をするために作られた円筒形のカンティーナです。

発酵用のステンレススティールタンク。

その奥には、綺麗に整頓されて、バリックが並んでいます。

Bolgheriにおけるバリックの重要性を感じます。

テイスティング

現在、木を植え替え中のため作られていない、ワイナリー名と同じワインCampo alle Cometeや Stuporeが棚に並べられた、綺麗な部屋。

立体マップを使い、畑のご説明を受けます。

丘陵地帯の新しい畑が、地球温暖化の今とても楽しみとのこと。

また、ここ1,2ヶ月が雨が多すぎて難しいビンテージとどのワイナリーでも聞いてきました。

ボルゲリはいつも雨が少なくて困っているので、その心配がないのは良いとのことでした。

ランチを食べてないことを確認してくれて、サラミ、ハム、チーズを沢山用意してくれました。

初めて飲んだ
Strabiuno

Bolgheri DOC。

Sauvignon 75%、Vermentino 25%。

Sauvignonは少し樽熟成。ソーヴィニヨンの強い香りは控えめで、程よいボディのタイプでした。

Cabernet Sauvignon100%も初めて頂きました。果実のニュアンスが強い素晴らしいワインでした。

とてもわかりやすい説明をして頂き、素晴らしい時間を過ごせました。

Bolgheriのテロワールを存分に感じさせていただきました。

そして、いざ、MontalcinoのLa Gerlaへ。

Bolgheriまで送ってくれた、あのワイン産地の詳しい運転手さんがまた戻ってきてくれました。

そして、Bolgheriの他のワイナリーの前を通り糸杉並木道を進んでくれました。

Le Macchiole, Ornellaia, Sassicaiaなど。

トスカーナの南を突き進み、2時間くらいで、Montalcinoへ。

JET CUP優勝イタリア研修4日目 Badia a Coltibuono 訪問 ワイナリー7

弊社 代表 林が第14回イタリアワイン・ベスト・ソムリエコンクール JET CUP 優勝し、2023年6月18日~7月2日に、イタリア研修に行かせていただきました。そのイタリア研修について、お伝えさせて頂きます。

Badia a Coltibuonoへ

次に目指すはトスカーナ州Chianti ClassicoのBadia a Coltibuono。

Travaligniからタクシーでミラノまで。1時間ちょっとで到着。

Milanoは今回の旅で利用した駅でも最大級。

Freccia Rossaにて、Firenzeまで。とても混んでいました。スーツケース置く場所確保するのなども大変でした。2時間くらい。

Firenzeからは在来線にて、Montevarchiへ。40分くらい。

電車の遅延もあり、乗り換え時間短く、走ってギリギリでした。こちらもスーツケースが大きいので、大変でした。

Montevarchiには、ジャンドさんが迎えにきてくれました。

駅でピックアップしてもらい、車にて。

近くの見晴らしの良い場所に連れてきていただきました。

 

その後少し車に乗り、Badia a Coltibuonoの看板。

角を曲がると、Badia a Coltibuono登場!

 

そして、直後にまさかのエマヌエラさんが歩いてきて、お迎えしてもらいました。


映画のようなスタートでした。

チェナ

今日は、エマヌエラさんと一緒にチェナをいただくことに。

まずは、カンティーナの上にある宿泊施設に。

とても素敵なリラックスできる部屋でした。

そして、チェナへ。

エマヌエラさんはさかんにリラックスしてねと有難い言葉を。

アンティパストのサラミとハムの盛り合わせ。

予想以上の量。日本の2倍ですね。

Chianti Classico 2020からスタート。

ジャンドさんが、サラミにあうからと
Chianti Classico Riserva 2018

 

猪のラグーのパッパルデッレ。

どちらも、エマヌエラさんに、郷土料理のおすすめを聞きました。

 

思い出に残っているワインがモンテベッロとお伝えしたら、

Montebello 2018

をご用意していただきました。

優勝の1回前のJET CUPで準優勝したときに、Montebelloを景品でいただきました。

そして、そのワインは、以前、弊社の新年会で、スタッフと一緒に飲んだ思い出のワインです。

元々ワインに興味を持っていなかったスタッフが、ソムリエを取り、JET CUPにも出場したりと、ワインに沢山興味をもってくれるようになりました。

そんな仲間と味わって飲んだ、準優勝記念のワイン。

私の思い出のワインなのです。

 

 

 

ワインリストを見せてもらうこと。

リストの品揃えが凄く、オールドビンテージが沢山ありました。

そして、私のバースデービンテージもあると、リストを見て、ストレートに言ってしまいました。

するとエマヌエラさんが、それを開けましょうと。

おぉぉぉ!

ボトル登場。

『Kenji, 開けてよ』と言った感じで言われたのですが、自分の道具何もなしで、77年開けたくないなーと、『いやーいやー』と言っていたら、エマヌエラさんが

『私が開けるわ』と言ってくれました!

行きますよー。

おっ。

コルクはどんな感じかな。

慌てなさんな。

しーっ。

エマヌエラさんが、自分のバースデービンテージを開けてくれるという信じられない光景。

そして、『リラックスして』と言ってくれた通り、私が少しごねたら、エマヌエラさんが開けてくれましたw

77年はさすがに古く、ボロボロのコルクでした。
明るく楽しんで開けてくれるエマヌエラさん。イタリアで1番大笑いしました。とても明るく素敵な方でした。とても貴重な経験でした。

今回の旅のハイライトと言っても良いくらい素晴らしい瞬間でした。

なお、ここではなかなかアップしづらい、ノリノリのエマヌエラさんを見られるのは、私のInstagramアカウントの動画です。

Instagram: acca884

これは、とても楽しい動画で、エマヌエラさんファン必見です

 

セコンドは Cotoletta di Meranzana。茄子のカツレツ。トマトも添えて。

とても美味しかったです。


それにしても、素晴らしいディナーを有難うございました。

チェナでいただいた、素晴らしいワインたちです。

コラツィオーネ

最高のチェナを終え、部屋に帰り、すぐに眠気に負けてしまいました。

少しして起き、Wi-Fiのパスワード聞き忘れたことに気づきました。
自分が持って行っているWi-Fiは容量無制限にしているのですが、私のSNS投稿する上では、遅すぎて話になりません。
そこで、ホテルのWi-Fiが重要になります。
SNSのアップロードは、移動中ではなく、ホテルで行うという手法を発見していました。
なので、パスワードわからないのは、致命的でした。

起きて、フロントとかでわかるかと思っていたのですが、フロントには早すぎて、従業員の方がいらっしゃらず。
どこかにパスワード書いてないかと結構探しましたが、見つかりませんでした。
しかし少しすると、掃除の方がいらっしゃり、パスワードが書いてある紙の場所を教えていただきました。
かなりわかりやすいところにありました。見落としていましたw

頑張って朝早く起きたのにも関わらず、朝食の集合場所を間違えてしまい、相当時間待たせてしまいました。

遅刻することが嫌いなので、反省していたのですが、今日もやさしさで何もなかったかのごとく。

とても素敵なテラスで。
村上春樹さんの小説にコルティブオーノが出てきた話などをしながら。

とても素敵な時間が流れていました。

食事の後は、庭を少し散歩

次はセラーへ。

セラーへ

朝食ののち、エマヌエラさんにセラーをご案内いただきました。

歴史を感じるセラー。

貫禄たっぷりの樽が並びます。

オールドビンテージのストックとても多くありました。
埃だらけのものも多数。

 

 

さらに進みます。歴史を感じるセラー。です。

 

素晴らしい部屋で、セラー見学のしめくくりです。

2ショット写真も撮って頂きました。


ブドウ畑へ

ヴィンヤードもエマヌエラさんと一緒に回らせていただきました。

畑はレストラン、ゲストハウス、セラーとは少し離れているモンティ・イン・キアンティにあります。

Montebelloの畑を見せていただきました。

エマヌエラさんはテロワールを表現した畑を強調されていました。

 

畑見学の後は、こちらもモンティ・イン・キアンティにある醸造所へ。

1997年から使用しているものです。

カンティーナへ

ここは建物の屋上です。

ここにブドウが運ばれてきて、除梗、醸しなどと、どんどん下の階にすすんでいきます。

つまり、グラヴィティ・フロー・システム。

上から下へと、重力の力とともに、工程が進んでいきます。

目で見て、感じられました。

 

 

そして、瓶詰め前のSangioveto 2020を一緒にテイスティングさせて頂きました。

綺麗な作りで、エレガントな素晴らしいワインでした。

 

カンティーナ見学を終え、タクシーで移動だったのですが、タクシーがカンティーナではなく、少し離れたセラーのほうに行ってしましました。

そのため、スタッフルームで少し休ませて頂きました。

地図で説明していただいたりもしました。

無事タクシーが来て、次の目的地へと向かいます。

この日はハードスケジュールで、昼にボルゲリに行き、夜にモンタルチーノに行く流れです。

つまり、3ワイナリーに行く唯一の日でした。


それにしても、エマヌエラさんとの、素晴らしい2日間でした。

バディア・ア・コルティブオーノ、エマヌエラさん、ジャンドさん、本当にありがとうございました!