JET CUP優勝イタリア研修12日目 Planeta 訪問 ワイナリー13 後編 2023年12月3日 2023年12月4日 / イタリア旅行記、ワイン入門 弊社 代表 林が第14回イタリアワイン・ベスト・ソムリエコンクール JET CUP 優勝し、2023年6月18日~7月2日まで、イタリア研修に行かせていただきました。そのイタリア研修について、お伝えさせて頂きます。 コラツィオーネディスペンサ・カンティーナへディスペンサ・テイスティングチラミ・カンティーナへウルモ・テイスティングプランツォパレルモ・ゲストハウス コラツィオーネ 一夜明け、朝から活動。本来このホテルはゆったり過ごしたいホテルですが、本日もやること盛りだくさん。最高の景色を見ながら朝食へ。 7:50頃に行くと、8:00からだったのか、一番で、フライング気味に利用させてもらいました。 この旅行では、食事の量が多いため、朝食はできるだけ取らないようにしています。ただ、La Foresteriaの朝食は素晴らしく、食べないわけにはいきませんでした。フルーツ、野菜、タルト、ハムなど少しづついただきました。一番乗りで、一番良い席利用させてもらいました。 すると、昨晩も現れた猫がまた遊びに来てくれました。 まだまだゆったりしたいのですが、ワイナリー巡りという楽しみが待っているので、出発しました。 最後に記念撮影して、メンフィカンティーナ巡りに出発します。最高だったなー。 ディスペンサ・カンティーナへ 朝食後、ドライバーさんに、ディスペンサのワイナリーに連れて行ってもらいます。デボラさんとともに、マネジャーのペニーさんがお待ちかねでした。さらに犬にもお出迎えしてもらいました。 ボトリングやパッキングなどの設備が動いていました。フェッラーリでも設備は稼働していたのですが、遠すぎてよく見えなかったのですが、こちらは近くでよく見えました。 階段を下りて、カンティーナへ。 バリック、大樽を通り越し、超巨大ステンレスタンク。ブレンド用とのことです。これで均一になるのです。 2400HL 320000本のサイズとのことです。ペニーさん対比だとわかりやすいかと思います。ペニーさん最高のサービス精神ですw 例の卵型も。 楕円の樽も。 そして、バリック。 そして、ここにはピュピトルもあります。EtnaのBrutはここで作られるのです。白い印で、どのくらい回っているかが把握できますね。 カンティーナの外にでると、青いきれいな花が。実はこれがプラムバーゴとのこと。紫ではなくて青なのです! ディスペンサ・テイスティング ディスペンサのセラーを見に行かせて頂きました。セラーには、オールドビンテージが沢山あります。Planeta以外のものもありました。Baroloやフランスのワインも。沢山のオールドビンテージを揃えています。La Foresteriaのお客様もこちらから購入できるとのことです。 奥に行くとPlanetaのオールドビンテージがすごい量ありました。 そして、そこでテイスティングします。最高ですね。 オールドビンテージに囲まれた中でのテイスティング。しかも凄まじいワインです。 Buldese 2007 熟成感は出てきてはいるが、まだまだ力強く、さらなる熟成ポテンシャルがあります。 Didagus Cabernet Franc 2018 プラネタの最高級ワインの一つ。丘のトップの標高が高いところで作っているワイン。エレガントでしなやかなワイン。果実の凝縮感、タンニン、酸とこちらはいつ頃が飲みごろかむずかしいワイン。質問したところ、まだ新しいワインのため、これからが楽しみとのことでした。 チラミ・カンティーナへ ディスペンサを後にし、昨年から始まった、新しいプロジェクト チラミのカンティーナに行きます。 セラミックの卵型の容器が沢山あります。様々なワイナリーで今これをためしています。 セメントタンクは、Didagus Cabernet Francの色と同じです。 窓からは素晴らしい景色。 標高の高い、このあたりの新しい畑はグイヨー中心。 さらに標高の高いエリアは車を変えて乗せていってもらいました。沢山のミツバチも飼育していました。 少し下っていくとアランチョ湖が見えます。 ウルモ・テイスティング ウルモをまずぐるっと一周。デボラさんは、通常はウルモに勤務しているとのこと。 キッチンも少し見えてもらいました。 食事やアペリティーヴォをする外のテラス席。 中の席では、ツーリズモでのテイスティングを2組行っていました。外には、イチヂクの木も。 建物の外観は、上の植物がしげってしまって、紋章が見えなくなってしまったとのこと。本当はここに、サンタチェチリアにある、紋章があるとのこと 次にテイスティングをさせていただきました。 白はAlastro、Terrebinto、Chardonnay赤はCerasuolo di Vittoria、Controdanza、Santa CeciliaSanta Ceciliaは相変わらずエレガントで素晴らしいNero d’Avora でした。 プランツォ テラスでプランツォを。まずは新しく始まったSerra Ferdinandiaのロゼ。 プロヴァンスに近い、とても柔らかいロゼで、フードフレンドリーで素晴らしかったです。ズッキーニのパスタが来て、Serra Ferdinandiaの白。 こちらは、一転樽がしっかり効いた飲み応えあるタイプ。食事を楽しんでいたら、ここで真打ち登場。遠くから、すさまじいオーラの人がやってきました。 当主のアレッシオ・プラネタさん。相変わらずの貫禄。シチリア州を引っ張っていっているリーダーです。アレッシオさんにもお会いできて、光栄でした。さらには、日本に戻ってきた後に発表になったのが、Wine Enthusiastのワインメーカー・オブ・ザ・イヤー2023に選ばれたとのこと! おめでとうございます! セコンドはフルーツが入ったサラダ。疲れた胃に優しかったです。 貴重なプランツォを終え、プラネタを後にします。本日は、パレルモにある、プラネタのゲストハウスに向かいます。 パレルモ・ゲストハウス プラネタが手配してくれた車でパレルモへ向かいます。パレルモの交通事情はすさまじかったです。渋滞がすごく、よく交通事故おきないなと。バイクの人も、車にかすってきましたが、よくあることみたいでした。 ゲストハウスに到着。屋上の一番良い部屋をとっていてくれました。今回の研修の中で1,2を争う広さの部屋でした。置いてあるセグレタ・ロッソを飲んでよいとのこと。 チェナに行く前に、パレルモ市場を見て回りました。 アレッシオさん(の息子さん)おすすめのオステリアへ。かわいい店で、外にはプラネタの樽。 Etnaの泡。 シチリア前菜盛り合わせカジキマグロ入りカポナータ、アンチョビチーズ、サバに玉ねぎ、いわしのポルペッテ プリモはエビのトラパネーゼ風 ブシアーテ ツナのトマトソース。 セコンドは、カジキマグロのパレルモ風。 どれもとても美味しかったです。ただ、日本人には多すぎで、量がきつかったです。混んでいるため、19:00~20:30の席でしたが、少しオーバーしましたが、問題なかったみたいです。なお、帰る頃には、店内外ともに、ほぼ満席でした。 ゲストハウスに戻り、いつも疲れと翌日を考え、すぐに寝ていました(事実上寝落ちw)が、最終日だし、本日も最高のゲストハウスなので、いただいたセグレタロッソをいただき、少しゆったりしました。 これは、特に加工していない写真です。 最高に絵になる部屋でした。 二日間のプラネタ。 EtnaとMenfiに行きたいことを伝え、あとはプラネタが組んでくれたプラン。 最高でした。 アレッシオさん、フランチェスカさん、ケニーさん、デボラさん、エレナさん、プラネタの皆様、本当に有難うございました。 JETCUPチャンピオン・ツアーの素晴らしい締めくくりでした。