株式会社アッカ

JET CUP優勝イタリア研修12日目 Planeta 訪問 ワイナリー13 後編

弊社 代表 林が第14回イタリアワイン・ベスト・ソムリエコンクール JET CUP 優勝し、2023年6月18日~7月2日まで、イタリア研修に行かせていただきました。そのイタリア研修について、お伝えさせて頂きます。

コラツィオーネ

一夜明け、朝から活動。
本来このホテルはゆったり過ごしたいホテルですが、本日もやること盛りだくさん。

最高の景色を見ながら朝食へ。

 


7:50頃に行くと、8:00からだったのか、一番で、フライング気味に利用させてもらいました。

 

この旅行では、食事の量が多いため、朝食はできるだけ取らないようにしています。

ただ、La Foresteriaの朝食は素晴らしく、食べないわけにはいきませんでした。
フルーツ、野菜、タルト、ハムなど少しづついただきました。
一番乗りで、一番良い席利用させてもらいました。

 



すると、昨晩も現れた猫がまた遊びに来てくれました。

 

まだまだゆったりしたいのですが、ワイナリー巡りという楽しみが待っているので、出発しました。

最後に記念撮影して、メンフィカンティーナ巡りに出発します。

最高だったなー。

ディスペンサ・カンティーナへ

朝食後、ドライバーさんに、ディスペンサのワイナリーに連れて行ってもらいます。

デボラさんとともに、マネジャーのペニーさんがお待ちかねでした。

さらに犬にもお出迎えしてもらいました。

 

 

ボトリングやパッキングなどの設備が動いていました。
フェッラーリでも設備は稼働していたのですが、遠すぎてよく見えなかったのですが、こちらは近くでよく見えました。

 

 

階段を下りて、カンティーナへ。

 

 

バリック、大樽を通り越し、超巨大ステンレスタンク。ブレンド用とのことです。これで均一になるのです。

 

 

2400HL 320000本のサイズとのことです。ペニーさん対比だとわかりやすいかと思います。

ペニーさん最高のサービス精神ですw

 

 

例の卵型も。

 

 

楕円の樽も。

 

そして、バリック。

 

そして、ここにはピュピトルもあります。
EtnaのBrutはここで作られるのです。


白い印で、どのくらい回っているかが把握できますね。


カンティーナの外にでると、青いきれいな花が。
実はこれがプラムバーゴとのこと。紫ではなくて青なのです!

ディスペンサ・テイスティング

 ディスペンサのセラーを見に行かせて頂きました。セラーには、オールドビンテージが沢山あります。


Planeta以外のものもありました。
Baroloやフランスのワインも。沢山のオールドビンテージを揃えています。
La Foresteriaのお客様もこちらから購入できるとのことです。

 

奥に行くとPlanetaのオールドビンテージがすごい量ありました。

 

そして、そこでテイスティングします。最高ですね。

 

オールドビンテージに囲まれた中でのテイスティング。しかも凄まじいワインです。

 Buldese 2007 熟成感は出てきてはいるが、まだまだ力強く、さらなる熟成ポテンシャルがあります。 

 

Didagus Cabernet Franc 2018 プラネタの最高級ワインの一つ。丘のトップの標高が高いところで作っているワイン。
エレガントでしなやかなワイン。果実の凝縮感、タンニン、酸とこちらはいつ頃が飲みごろかむずかしいワイン。
質問したところ、まだ新しいワインのため、これからが楽しみとのことでした。

 

チラミ・カンティーナへ

ディスペンサを後にし、昨年から始まった、新しいプロジェクト チラミのカンティーナに行きます。


セラミックの卵型の容器が沢山あります。様々なワイナリーで今これをためしています。


セメントタンクは、Didagus Cabernet Francの色と同じです。

 

 

窓からは素晴らしい景色。

標高の高い、このあたりの新しい畑はグイヨー中心。

さらに標高の高いエリアは車を変えて乗せていってもらいました。
沢山のミツバチも飼育していました。

少し下っていくとアランチョ湖が見えます。

ウルモ・テイスティング

ウルモをまずぐるっと一周。

デボラさんは、通常はウルモに勤務しているとのこと。

キッチンも少し見えてもらいました。

 

 

食事やアペリティーヴォをする外のテラス席。

 

 

中の席では、ツーリズモでのテイスティングを2組行っていました。

外には、イチヂクの木も。

 

 

建物の外観は、上の植物がしげってしまって、紋章が見えなくなってしまったとのこと。

本当はここに、サンタチェチリアにある、紋章があるとのこと

 

 

 

次にテイスティングをさせていただきました。

白はAlastro、Terrebinto、Chardonnay
赤はCerasuolo di Vittoria、Controdanza、Santa Cecilia

Santa Ceciliaは相変わらずエレガントで素晴らしいNero d’Avora でした。

プランツォ

テラスでプランツォを。

まずは新しく始まったSerra Ferdinandiaのロゼ。

 

プロヴァンスに近い、とても柔らかいロゼで、フードフレンドリーで素晴らしかったです。


ズッキーニのパスタが来て、Serra Ferdinandiaの白。

 

こちらは、一転樽がしっかり効いた飲み応えあるタイプ。

食事を楽しんでいたら、ここで真打ち登場。遠くから、すさまじいオーラの人がやってきました。

 

当主のアレッシオ・プラネタさん。相変わらずの貫禄。シチリア州を引っ張っていっているリーダーです。アレッシオさんにもお会いできて、光栄でした。

さらには、日本に戻ってきた後に発表になったのが、Wine Enthusiastのワインメーカー・オブ・ザ・イヤー2023に選ばれたとのこと! おめでとうございます!

 

セコンドはフルーツが入ったサラダ。疲れた胃に優しかったです。

 

貴重なプランツォを終え、プラネタを後にします。

本日は、パレルモにある、プラネタのゲストハウスに向かいます。

パレルモ・ゲストハウス

プラネタが手配してくれた車でパレルモへ向かいます。

パレルモの交通事情はすさまじかったです。
渋滞がすごく、よく交通事故おきないなと。バイクの人も、車にかすってきましたが、よくあることみたいでした。

 

 

ゲストハウスに到着。

屋上の一番良い部屋をとっていてくれました。

今回の研修の中で1,2を争う広さの部屋でした。
置いてあるセグレタ・ロッソを飲んでよいとのこと。

 

 

チェナに行く前に、パレルモ市場を見て回りました。

 

 

アレッシオさん(の息子さん)おすすめのオステリアへ。

かわいい店で、外にはプラネタの樽。

 

 

Etnaの泡。

 

シチリア前菜盛り合わせ
カジキマグロ入りカポナータ、アンチョビチーズ、サバに玉ねぎ、いわしのポルペッテ

 

プリモはエビのトラパネーゼ風 ブシアーテ

 

 

ツナのトマトソース。

 

 

セコンドは、カジキマグロのパレルモ風。

 

 

どれもとても美味しかったです。ただ、日本人には多すぎで、量がきつかったです。

混んでいるため、19:00~20:30の席でしたが、少しオーバーしましたが、問題なかったみたいです。

なお、帰る頃には、店内外ともに、ほぼ満席でした。

 

 

ゲストハウスに戻り、いつも疲れと翌日を考え、すぐに寝ていました(事実上寝落ちw)が、最終日だし、本日も最高のゲストハウスなので、いただいたセグレタロッソをいただき、少しゆったりしました。

 これは、特に加工していない写真です。

最高に絵になる部屋でした。

二日間のプラネタ。

EtnaとMenfiに行きたいことを伝え、あとはプラネタが組んでくれたプラン。

最高でした。

アレッシオさん、フランチェスカさん、ケニーさん、デボラさん、エレナさん、プラネタの皆様、本当に有難うございました。

JETCUPチャンピオン・ツアーの素晴らしい締めくくりでした。