JET CUP優勝イタリア研修1日目 Masi 訪問 ワイナリー2 2023年11月21日 2023年11月28日 / イタリア旅行記、ワイン入門 弊社 代表 林が第14回イタリアワイン・ベスト・ソムリエコンクール JET CUP 優勝し、2023年6月18日~7月2日に、イタリア研修に行かせていただきました。そのイタリア研修について、お伝えさせて頂きます。 MasiへカンティーナへテイスティングMazzanoブドウ畑へTenuta Canova Masiへ Ferrariから、次に向かうのは、Masi。プランツォ後、FerrariからTrentoまで送っていただき、電車でVeronaへと戻ります。Veronaまで、車のお迎えに来ていただき、Masiに到着。 最初に出てきてくれたのがドーラさん。右奥にいらっしゃいます。 こちらが動画撮っているので、控えめにお出迎えしていただきましたw その後、アレッサンドラさん含め皆さまでのお出迎え。感動でした。 カンティーナへ まずはカンティーナ見学から。Masiといえば、アパッシメント。陰干し。その設備から。風通しの良い竹で作られた棚(Arele)で9月から1月まで、温度管理なしで、陰干しします。その期間の長さは年により変わるとのことです。 昨年の陰干しブドウ。Corvina、Rondinella中程度の大きさの房、ワインの中心。柔らかさを与えてくれるMolinaraは大きめの房。Molinaraを使わない生産者もいますが、Masiは伝統を大切にして、いれるとのこと。Oseletaは房も小さく、濃さを与えてくれます。 次にマァジ・テクニカルグループのワインの研究、樽の研究など。フレンチバリックにより、しっかりとした構成に。アカシアやさくらも。さくらは、セレゴアリギエーリ、ヴァイオ・アルマロンで重要。 その後、貯蔵庫を見せていただきました。 600Lが基本の樽です。225Lが小さめの樽。土壌のサンプルも。Campolongo di Torpeの火山性土壌に対し、Mazzanoは泥灰土。単一畑の味わいの違いにも関係しそうです。Mazzanoがより重厚になり、Campolongoはエレガントに。 オールドビンテージもストックしています。さすが伝統的なMasi。 大樽も沢山ありました。 こちらは昔使っていた発酵槽を真似て作ったもの。 超オールドビンテージのストックも。見るからに説得力ありました。 次はテイスティングに。 テイスティング テイスティングは、マルコ氏が準備して、じっくりと行なってくれました。自然光も素晴らしいテイスティングルーム7つ中4つがアマローネ。Vaio Armaron、Campolongo di Torbeを含めたデラックステイスティングを経験させて頂きました。なお、白も1種類。ルガーナでした。シャープでボリュームある酸が予想以上でした。Campofiorinの変更についても丁寧にお教えいただきました。そして、アマローネの貴重すぎるテイスティング。Campolongo di Torbeの果実の凝縮感、複雑で、長い余韻は圧巻でした。 テイスティングの後、宿泊するSerego Arighieliのゲストハウスに向かいます。 並木道を通り、セレゴアリギエーリ ラ・フォレステリアに。 とても素敵な宿。窓からの景色です。家族で泊まれる広くて素敵な部屋。最高でした。本来はゆったりと過ごしたい部屋。今回の旅はボリューム満点なので、純粋に寝るための部屋になってしまったのが残念。また、機会があったら、ゆっくり泊りに来たい宿でした。 荷物を置いた後は近くのセレゴ・アリギエーリのカンティーナへ。 セレゴアリギエーリのアマローネ ヴァイオ・アルマロンは、仕上げに4ヶ月さくらで作った樽の熟成をします。熟成庫に入ると素晴らしい香りに包まれました。 また、このセレゴアリギエーリはプレフィロキセラのブドウの木が残っています。モリナーラです。 次はブドウ畑へ。 Mazzanoブドウ畑へ ブドウ畑へ向かうと、夕陽が綺麗に落ちていくタイミングでした。 実際に見学させていただくヴィンヤードはなんとMazzano。トップレンジのアマローネ二つCampolongo di Torbeと Mazzanoを飲み比べしたい事をお伝えしていました。Campolongoはテイスティングさせていただき、Mazzanoは畑に連れていただけるとは、最高すぎますね。ペルゴラ中心。 Mazzanoの畑の近くでアパッシメントを行うため、ここにも施設あります。最初にみたサンタンブロージョのAreleは空調なしですが、換気設備ありました。しかし、Mazzanoは標高も高い、丘の上のほうのため、風通しよく、換気設備もなしでした。そして、その後、スペシャルサプライズが。 ドーラさんが、Mazzanoを開けてくれて、畑、設備を見た我々に飲ませてくれました。超高級ワインを超特別なシチュエーションでした。とてもとても素晴らしい経験でした。 ご案内いただいたドーラさんにも感謝です。 MazzanoはCampolongo di TorbeともにアマローネのメッカNegrarに近いです。しかし、両畑は谷を挟んで、山の裏側で、かなり離れてました。 最高に綺麗な夕陽を見ながら、ディナーへと向かいます。 Tenuta Canova ディナーは、Masi所有のテヌータ・カノーヴァにて。畑案内していただいたドーラさん、テイスティングしていただいたマルコさん、そしてアレッサンドラさんも駆けつけてくれました。アマローネのリゾット、バッカラなど。貴重なディナーを有難うございました。 夕食の後は、セレゴアリギエーリ ラ・フォレステリアでぐっすりと休ませて頂きました。 素晴らしいゲストハウスですが、疲れと翌日の朝からのスケジュールなどで、ゆったりする暇ありませんw 嬉しい悲鳴ですw