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ソムリエ資格試験 三次試験とは?ワインスクール講師による合格ポイントと、本番への心構えを紹介!

ソムリエ資格試験は三次試験があり、ワインの専門家としての実践的な知見やスキルが試されます。難易度は高くないと言われていますが、確実に合格をねらうなら対策は不可欠です。本記事では、ワインスクール講師が伝授する三次試験対策のポイントをお届けします。

ワインの実践スキルも身につく!ソムリエ・ワインエキスパート資格試験三次試験とは

ソムリエ・ワインエキスパート資格試験とは、ワインの専門家として認定される資格試験です。一次試験では、ワインの品種や生産地、製法、味わい、保存方法などの知識が問われ、二次・三次試験では、ワインのテイスティング能力やサービス技術(ソムリエ試験のみ)なども評価されます。

試験は年に一回のみの開催のため、申込期限を過ぎると次のチャンスは翌年となります。試験の概要についてはこちらの記事をご覧ください。

一次試験・二次試験について知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

対象はソムリエのみ。三次試験はどんな試験?

ソムリエ三次試験は論述とサービス実技で、ソムリエのみ実施されます。一次試験、二次試験に合格した人が受験できる最終試験です。論述試験は二次試験と同日に開催されますが、サービス実技試験は別日に行われ、得点の合計で三次試験の合否が決まります。

三次試験①:論述試験

論述試験は例年20分間で3問出題され、横書きのマス目の解答用紙に1問につき200~300文字程度で解答します(文字制限があるものと、ないものがあります)。内容は年度によって異なります。例えば、2021年度は以下の3問が出題されました。(日本ソムリエ協会Webサイトより)

論述問題ではワインの知識だけでなく判断力や応用力が問われます。そのなかでも毎年、料理に関するものが1問出題される傾向にあるようです。ワインの種類に応じて相性のいい料理や食材の知識が試されます。他にもサービス時の事例や社会のトレンドなどに関連する出題もあり、店舗勤務での経験や話題、ニュースに関して自分の考えや意見を求められます。

三次試験②:サービス実技試験

サービス実技試験は、7分間でお客様に見立てた試験官にワインを提供する試験です。オーダー内容の確認から始まり、ワインボトルや備品の配置、ワインの開栓やデキャンタージュ、テイスティング、片付けと、ソムリエがワインを提供する一連の流れをテストします。複数の受験者が同じ部屋で一斉に試験を受けるため、言葉遣いや所作だけでなく、お互いへの配慮などマナーなどもチェックされます。

また、サービス実技では自前の持ち物も必要です。忘れず用意しましょう。

  • ソムリエナイフ
  • リトー(サービス用ナプキン。腕に掛けて携行する布)
  • ユニフォーム(業務時着用のもの、またはそれに準ずるもの)

三次試験は他の試験に比べて不合格になる確率は低いと言われていますが、油断はできません。不合格になってしまうと、次のチャンスは一年後になります。確実に合格できるように、三次試験対策もしっかりしておきましょう。

ソムリエのみの三次試験はどんな試験?

現役ワインスクール講師に三次試験合格のポイントを教えてもらいました。三次試験は実践的な内容が問われるため、知識や技術を定着させる対策が必要です。学習のポイントを確認しましょう。

論述試験対策には、一次試験で学習したことを復習を

論述試験は問題に対して自分の意見や考えを述べる試験です。論述では「なぜそうなのか」にあたる理由や根拠も書かなければならないため、知識が定着していることが欠かせません。一次試験を復習して知識の漏れがないかチェックしましょう。

さらに合格率を上げるためには、出題の傾向をしっかり分析しているワインスクールの教材で学習するのがおすすめです。例えばアッカワインスクールは、これまでの試験傾向を分析して論理的な学習に長けた講座や教材を提供しています。スクールで学んだ内容を自分の考えや意見とあわせてアウトプットすることが、高得点のポイントです。

サービス実技対策には、動画を活用

サービス実技はとにかく練習を重ねることが合格のポイントです。動画教材などで繰り返し流れを確認しながら、自分も同じ動きができるようになれば問題ありません。

ワインの持ち方や運び方、食器の置き方など細かな部分も試験官はチェックするので、正しいやり方を身につけることで合格率は上がります。スマートフォンなどで自分の練習風景を動画撮影し、所作や言葉遣い、姿勢などをセルフチェックして教材や講座のものに近づけていきましょう。また、制限時間が7分と決まっているので、ぜひ時間を計測しながら練習してください。

日本ソムリエ協会のホームページによると、サービス実技は2022年度からトレイの上でサービスを完結させる方針になり、減点の例示も掲載されています。このように公式に出されている試験の情報は網羅しておくべき内容ですので、練習を重ねて徹底しましょう。

三次試験は、とにかくやり切ることが重要

論述試験では文字数を埋めることを意識しましょう。自分の苦手な出題や考えがまとまらない場合も、200~300文字で書き綴ることが大切です。白紙で提出することがないようにしましょう。

サービス実技試験では、試験官からの印象も重要なポイントです。服装は、清潔なユニフォームが望ましいです。汚れやシワなどないものを用意しましょう。試験中はミスをしても諦めずに最後までやりきることが大事です。ミスをしてもミスをカバーする姿を見せることで、挽回できる可能性があります。

アッカワインスクールは、ソムリエ資格取得をサポートするオンライン型ワインスクールです

アッカワインスクールは、イタリアワインと野菜 アッカグループ(神楽坂アッカ、高円寺アッカ、中野アッカ、恵比寿アッカ)が運営するオンライン型ワインスクール です。

本講座では、日本ソムリエ協会が提供する「ソムリエ呼称資格」「ワインエキスパート呼称資格」双方の資格試験の対策に対応しています。いずれの資格においても必要とされる第一次試験対策を、動画教材を中心に手厚くサポートいたします。第二次試験以降に必要なカリキュラムもご用意しています。

本講座運営アッカ従業員合格実績は2021年度、2022年度、2023年度 合格率100% です。2024年1月時点で、当社従業員のうち、社員10人全員がJSAソムリエを保有しています。

アッカワインスクールでの学習が、みなさまの充実したワインライフの第一歩となれば幸いです。アッカワインスクールについて、詳細は以下のページにてご案内しています。ご興味を持っていただいた方はぜひご覧ください。